
デュビアは爬虫類のエサ用の虫で有名ですよね。
私の家では、レオパとカナヘビのエサにデュビアを使っています。
私はもともとコオロギのみをエサにしていたのですが、デュビアは飼育が楽だと聞いてデュビアにも手を出してからずっとデュビアをエサにしています(笑)
- デュビアってどんな虫なのか?
- デュビアの飼育方法は?
今回はデュビアについて説明していきます!
デュビアとは?性質や食べ物を解説!

デュビアは、アルゼンチンモリゴキブリというゴキブリの仲間です。
見た目は大きいダンゴムシみたいであまりゴキブリっぽくないですよね。
性質

デュビアの最大の特徴はエサ切れや水切れに強いところです。
さすがゴキブリ、生命力が強いですね。
数ヶ月放置してたのに一匹も死んでいなかった、なんて話も聞いたことがあります。
また、デュビアは暗い場所に密集するのが大好きです。
コオロギは密集した状態で飼育すると過密が原因となって共食いが起きたり大量に死んでしまうことがありますが、デュビアは真逆!
狭いところにぎゅうぎゅうになるのが好きなので、小さなスペースでたくさん飼育できるのが嬉しいです。
食べ物
デュビアはゴキブリなので雑食です。
基本的に何でも食べるのですが草食傾向が強く、野菜の切れ端なんかを入れておくと美味しそうに食べてくれます。
特にニンジンやキャベツは大好物です。
ネギ類やキノコは食べられなかったり、デュビアが死んでしまう可能性もあるので与えないようにしましょう。
普段の料理で出る野菜の切れ端を与えてもいいですが、生野菜は腐ると臭いの原因になりますし長く保存もできませんよね。
デュビアのエサ用にフードを買うなら、オススメはラビットフードです。
乾燥フードなので長期間保存できますし、量が多い割には値段が安いと思います。
爬虫類のエサ用にコオロギフードを飼っている方は、コオロギフードを与えても大丈夫です!
コオロギフードはたんぱく質成分も含まれているので草食動物用のラビットフードと比べると少し臭いはきつくなりますが、気になるほどではありません。
私はデュビアにもコオロギにもコオロギフードを与えています。
大きさ

デュビアは成虫では3~4cmの大きさになります。
画像は左の大きいデュビアが成虫(メス)、その他は幼虫です。
成虫は翅が生え、体色も全体的に黒く艶がありますね。
エサ用に販売されているデュビアは大きさによって区別されています。
大まかなサイズの目安は
- 成虫:3~4cm
- Mサイズ:2~3cm
- Sサイズ:1~2cm
- SSサイズ:0.5~1cm
です。
ネットショップではサイズ別に売られていることがほとんどです。
レオパにはMサイズ、カナヘビにはSSサイズがちょうどいいかと思います。
あまり大きいと食べられなかったり、喉に詰まらせたりするので要注意です。
脱皮

デュビアは脱皮を繰り返して成長します。
脱皮直後のデュビアは体が真っ白です。
真っ白の顔に黒くてまん丸い目が可愛く、デュビア自体をペットにしちゃう方もいるようです…!
飼育方法

私は普段、Sサイズの虫かごでS~成虫サイズのデュビアを10~30匹ほど飼育しています。
爬虫類2匹分のエサ用なのでデュビアの繁殖は考えていない飼育方法ですが、とても簡単なので小規模にデュビアを飼育しようと考えている方の参考になればいいなと思います。
ケージ

まずはケージとなる虫かごを用意します。
キッチンペーパーなどの床材は敷いても敷かなくてもいいと思いますが、私は敷いていません。
敷いた方が虫かごを掃除するときに少し楽になるかなとは思います。
エサを用意

エサは前述したようにコオロギフードを与えています。
カルシウムパウダーも混ぜています。
デュビアは噛む力が弱く、硬い乾燥フードは食べられないので霧吹きなどで少しふやかしてあげましょう。
エサ入れはペットボトルのキャップなどで大丈夫です。
また、私は水分補給も兼ねて昆虫ゼリーも与えています。
昆虫ゼリーは夏~秋にDAISOで20個100円で売っているのでコスパが最強です(笑)
食べ残しはこまめに取り換えましょう。
特に生野菜などを与える場合は腐らないよう食べ残しには気を付けてください!
シェルター

シェルターはよくある紙製の卵パックでもいいですし、以前紹介したDAISOの園芸用紙ポットもオススメです。
デュビアが隠れやすいように虫かご全体に入れましょう。
あとはデュビアを入れて完成です。
掃除
掃除の頻度は頻繁でなくて大丈夫です。
私は2週間に1度くらいの頻度で掃除していますが、1ヶ月くらい放置したときでもみんな生きていました。
掃除の内容は脱皮した皮や排泄物を捨てて、ケージ全体を洗い、シェルターを新しいものに取り換えるだけで
す。
メリット

デュビアのメリットは
- つるつるした壁を登れない
- ジャンプ力がない
- 飛ばない
- 臭わない
- 鳴かない
- 飼育スペースがいらない
- エサ切れ、水切れに強い
などです。
掃除も2週間に1回程度で十分ですし、特にデメリットを感じないくらいエサとしても飼育面でもオススメできます。
デュビアを飼育するときの注意点

特にデメリットはないデュビアですが、ゴキブリが苦手な方は注意しなければならないことがあります。
それは成虫のオスです。
デュビアは大きいダンゴムシのような見た目ですが、オスが成虫になると、普段見るようなチャバネゴキブリと同じような見た目になります。
最近我が家のレオパが拒食ぎみになったので放ったままだったデュビアが何匹か成虫になったのですが、初めてオスの成虫を見たときは発狂するかと思いました…。
虫が平気な方なら大丈夫ですが、虫が苦手な方は成虫になる前にエサに使い切れるようデュビアを少量ずつ入荷するなど工夫が必要です。
まとめ

今回は爬虫類のエサであるデュビアについて説明しました。
エサとしてよく使われているだけあって、飼育も楽でとても助かっています。
デュビアが気になっている方は、少ない量からでも始めてみるといいと思います!