
「レオパはなつかない」
って聞いたことありますか?
よく手に乗せている写真や嬉しそうに笑っている写真がアップされているし、なつくんじゃないの?
って思いますよね。
レオパは比較的飼育しやすいことから、一人暮らしの方にも人気なペットです。
しかし、ペットとして知られるようになったからこそ、
「レオパはなつく」
というように誤って思っている方もいるのではないでしょうか。
レオパは犬や猫などのメジャーな動物と比べるとまだまだ珍しいペットで、気を付けないといけないことも多くあります。
大事なペットと長く過ごすためにも、飼い始める前に知っておくべきことを見ていきましょう!
レオパを飼う前に知っておくこと4つ

レオパは爬虫類なので、飼育する際には犬や猫とは違った注意点もあります。
飼い始めてから困ることの無いよう、今から知っておきましょう!
温度管理

爬虫類は変温動物なので温度管理が必須です。
最適温度は25~30℃なので私の家では27℃のエアコンを24時間点けっぱなしにしています。
特に冬は20℃を下回ると冬眠してしまうので、暖房器具で温度を暖かく保ってあげないといけません。
最近寒くなってきて、日中でもエアコンの暖房だけだと足りないので保温球も併用して暖めています。
そのため、電気代がかかること、しっかり温度管理が必要なことを知っておきましょう。
また、冬はもともと乾燥している上に暖房器具でケージの中の湿度がすぐに下がってしまうので、温度・湿度ともにこまめなチェックが必要です。
動物病院

一番大切なのは、動物病院をチェックしておくことです。
レオパは気を付けて飼育していれば病気になることはあまりないですが、レオパもいつ病気になるか分かりませんし、予想もしない事故で怪我をする可能性もあります。
飼い主の知らない間に床材を誤飲していて腸閉塞になってしまうかもしれませんし、思いがけずしっぽを自切してしまうかもしれません。
そんなときにお世話になるのが動物病院ですが、爬虫類を診てくれる動物病院はなかなかありません。
動物病院でメインとなるのはやはり犬や猫です。
最近は鳥類やウサギなどエキゾチックアニマルを受け入れている動物病院も増えていますが、その中でも爬虫類を診てくれる動物病院は本当に限られています。
レオパをお迎えする前に、何か起きたときにすぐに連れていけるような動物病院があるかを事前に調べておくようにしましょう。
レオパを虫かごなどに入れて外に連れて行くのもレオパにとってはストレスになってしまうので、動物病院の距離も要チェックです。
寿命

からだの小さなレオパですが、寿命は約10年です。
10年というと犬と同じくらいで、ペットの中でもかなり長生きです。
「途中で育てられなくなった」ということのないよう、10年しっかりとお世話していく覚悟をもってからお迎えしましょう。
虫を食べる

レオパのエサはコオロギなどの虫です。
最近はレオパゲルなどの人工フードが販売されていますが、全てのレオパが人工フードを食べてくれるとは限りません。
最初は人工フードを食べていたレオパでも、飽きて急に食べなくなり拒食につながる可能性もあります。
そんな風に拒食になったときは、冷凍コオロギや生餌など、エサを色々あげてみて食べてくれるか試行錯誤しないといけません。
拒食の原因は本当に様々なのですが、単純に
「エサに飽きた」
ということだったら、エサを変えただけですぐに食べてくれます。
虫が無理な人でも育てられる!という謳い文句と一緒に販売されていても、いつ生餌を扱うことになるか分からないと思っておきましょう。
レオパはなつかない?

レオパは大人しい性格で飼いやすくハンドリングもできますが、「なつかない」動物です。
「なつく」のではなく、「慣れる」動物だといわれています。
そのため、犬や猫のように意志疎通をしたり、たくさん触れ合ったりをペットに求める場合はレオパはオススメできません。
よく写真で見る、笑ったような可愛い表情も嬉しく思っている表情ではないかもしれませんし、レオパにとっては私たちが「飼い主」だという自覚ももちろんありません。
可愛くてハンドリングしたい気持ちもすごく分かりますが、触ることはレオパにとって基本的にストレスとなるので、触れ合いは最小限にしてそっとしておいてあげましょう。
シェルターの中をずーっと覗いているのもレオパがかわいそうなので控えてあげましょうね。
まとめ

レオパはペットとして人気になってきましたが、爬虫類を飼っている人はまだまだ少数派です。
そのため、飼育の経験談も少なく、レオパ飼育は手探り状態ですよね。
それでも、レオパと一緒に暮らしていく上で気を付けないといけないことはいくつかあります。
飼育するにあたって爬虫類ならではの注意点もあるので、しっかり確認した上でレオパとの生活を楽しみましょうね。