
レオパに生餌を与えている方が必ず経験するのが「生餌の飼育」ですよね。
その中でもコオロギは生餌として一般的なので、飼育している方も多いはず。
レオパをお迎えすると同時に、コオロギの飼育方法についてネットでたくさん調べた経験があるのではないでしょうか。
私もレオパを飼い始めた時にコオロギの飼育方法を調べたのですが、出てくる記事は爬虫類をたくさん飼っていて繁殖させている方やコオロギを数百匹単位で飼育している方のものばかり…
コオロギの飼育に慣れた今ならある程度の量をストックできるようになりましたが、レオパの飼育にも慣れていない当時はコオロギを大量死させるのが怖くて10匹ずつしか飼育できませんでした笑
どの記事も衣装ケースを使って大規模に飼育するものばかりで、レオパが一匹だけでコオロギも大量に必要ない私にとっては参考にならず。
そこで試行錯誤しながら自分なりに、虫かごサイズで十分な量のコオロギを飼育する方法を見つけました。
紹介する飼育方法は、
・虫かごサイズで、必要なものは100均で揃う
・成虫のヨーロッパイエコオロギ(イエコ)を約50匹まで飼育できる規模
・コオロギの繁殖は考えない飼育環境
となっています。
コオロギを小規模で飼育したい方や、コオロギ飼育を始めたい方はぜひ参考にしてください。
コオロギ飼育に必要なもの

飼育ケージ作りに必要なものは100均で揃うので、費用もあまりかかりません。
5分あれば作れるので真似してみてください!
虫かご

虫かご虫かごはDAISOなどの100均で買うことができます。
写真のものはLサイズですが、イエコ15匹くらいならSサイズでも十分飼育できました。

虫かごの底には、大きさに合わせて折り畳んだキッチンペーパーを敷いて、コオロギが歩きやすいようにしましょう。
水入れ

水入れは小鳥用の給水器や小さいタッパーで自作したものを使っている方が多いですが、小規模な飼育ならそこまで大きいものは必要ありません。
私は、小さいコットン球を4つほどペットボトルのキャップに詰め込んで水を染み込ませています。
水の補給は1日1回で済みますし、汚れたらキャップごと捨てるだけなので掃除も楽です。
コットン球がない方はティッシュで代用できます。
エサ

エサは、市販のコオロギフードを使っています。
コオロギは肉食昆虫なので、動物性たんぱく質を与えないと共食いしてしまいます。
野菜だけでは飼育できないので、フードを買ってあげるのが一番手っ取り早いと思います。
また、レオパに与える生餌なので間接的に栄養を摂ってもらおうとカルシウムパウダーも与えています。

容器はなんでも良いですが、エサの量が少ないので水入れと同じように、ペットボトルのキャップに入れています。
エサは食べ残しのない程度の量を入れ、残っている場合は捨てて新しいものと交換してあげましょう。
シェルター
シェルターはコオロギの隠れ家です。
コオロギの共食いを防ぐためにもシェルターは必ず入れてあげましょう。

シェルターでよく見るのはこのような紙製の卵パックだと思いますが、なかなか手に入らないですよね。

シェルターにオススメなのが、DAISOに売ってる園芸用の紙ポットです。
100円で36個分ですし、サイズもちょうど良いです。

紙ポットは必要な数だけ1つずつ切り取り、コオロギが入りやすいように下の方を切り取ったり穴を大きくしたりしてください。
紙ポットの数の目安は、8~10匹につき1つです。
できれば多めに入れておきましょう。
紙ポットを使う前はチョコエッグの外箱を切って使っていましたがこちらも結構良かったので、お菓子の外箱を上手く活用するのも良いと思います。
完成!コオロギの飼育ケース!

最後に、虫かごに水入れ、エサ、シェルターを入れて完成です。
成虫のコオロギならペットボトルのキャップを登れますが、Sサイズなど小さいコオロギだと登れない場合があるので、エサ入れと水入れをシェルターのすぐ近くに置いてあげてください。
コオロギの飼育で気を付けることは?

コオロギの飼育は比較的簡単ですが、しっかり管理してあげないと大量死につながります。
大事なペットのための生餌なので、丁寧に飼育してあげましょう。
水切れ・エサ切れ

コオロギは水切れに弱い虫なので、水は毎日補給してください。
また、エサ切れは共食いの原因となるので、エサも欠かさないようにしましょう。
共食い

共食いの原因は、エサ切れやコオロギの密度が高いことが考えられます。
動物性たんぱく質の含むエサを切らさず、コオロギの数に合わせて虫かごの広さやシェルターの数を調整しましょう。
同じ飼育条件でも、コオロギによって全く共食いの起きない場合と毎日共食いが起きる場合があるので、数匹の共食いは仕方がありません。
掃除

全体の掃除は1~2週間に一回行います。
コオロギをシェルターごと別の虫かごに移し、水入れとエサ入れを出してキッチンペーパーを捨てたあとは虫かごを綺麗に洗って下さい。
新しいシェルターを入れて虫かごを元通りにしたら、コオロギだけを戻しましょう。
水入れは汚かったら捨てて、替えたばかりで綺麗だったらそのままで大丈夫です。
定期的に掃除しないと、排泄物のアンモニアが原因で大量に死んでしまうので注意しましょう。
まとめ

生餌のコオロギを虫かごで飼育する方法を紹介しました。
飼っている爬虫類が少ない場合は、虫かごサイズで簡単に飼育することができます。
使うものは全部簡単に手に入るので、ぜひ参考にしてください!